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陸上自衛隊普通科の生活について体験を元に解説・休日編

みなさんこんばんわ、ブログ管理人のまっちゃんです。今回は陸上自衛隊の休日の過ごし方について解説していきたいと思います。

自衛官はその職務の性質上、休日の行動についても制約されることがあります。

この記事を読んで基本的なルールを理解し、入隊後の休日を有意義に過ごせるようにしましょう。良ければ下記の記事も読んでくださいね('ω')

 

 

cc162001.hatenablog.com

 


 

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dronepc55さんによる写真ACからの写真

 自衛官の休日

教育期間中

教育期間中は基本的に休みは土日の2日間です。有給休暇はまだ付与されていないので、平日に休みを取得することはできません。しかし、冠婚葬祭などの用事の場合は休みを取ることができます。

 

部隊配属後

部隊配属後も、基本的な休日は土日であることに変わりはありません。しかし、演習などで土日も訓練を行った場合は平日に代休を取ることもあります。各種競技会などで好成績を収めたりした隊員は、有給取得による休暇を与えられたりすることもあります。


有給は取得できるの?

近年は計画的に取得することができるようになってきたようです。海外旅行に出かける隊員もいるようですので、かなり自由に取得できるでしょう。しかし、災害発生時は緊急招集されることも考えられますので、それは頭に入れておきましょう。

 

休日中の制約

外泊に関して

教育期間中は、大型連休以外は外泊することはできません。(冠婚葬祭を除く)

朝8時から夜の8時までが外出可能時間となっていて、1度駐屯地に帰隊した後は再び外出することはできませんので、しっかりと用事を済ませてから帰隊しましょう。

部隊配属後は、外泊することも可能になります。金曜日の夕方~日曜日の就寝時間まで連続して外泊することもできるので、地元が近い隊員は実家に帰ることもあります。

しかし、地元に帰ったからといって羽目を外し過ぎてはいけません、自衛官として一人前の社会人として節度のある行動を心がけましょう。


 営内待機要員

休日だからと言って駐屯地内を無人にすることはできません。休日も駐屯地内には最低限の人員を確保する必要があります、そこで当番制で営内待機する隊員を決め人員を確保します。営内待機中も休日なので訓練はありませんが、外出をすることはできません。また、場合によっては当直陸曹の雑用を手伝ったりすることがあります。

営内待機の当番に関しては、階級に関係なく平等ですので安心してください。

 

初動派遣要員

自衛隊はその職務の性質上、即応性の高さが求められます。災害発生時や有事の際にすぐに初動派遣隊を派遣できるように、初動派遣要員を任命します。

派遣要員に任命された隊員は、休日中の行動にいくつかの制約が設けられます。

・駐屯地から公共交通機関で1時間以内に帰隊できるようにする

・常に連絡ができるようにしておく

・任務に差し支えのある行動は控える(飲酒など)

初動派遣隊は、被災地で真っ先に救援活動を行うことになります、自衛官としての本分を全うするためにも日頃からしっかりと備品の管理をしておきましょう。

 

休日の行動について

駐屯地内での行動

休日中については、トレーニングをしたりテレビを見たりゲームをしたり、自由に過ごしましょう。食事や風呂の時間は決まっているので、時間を守って行動する必要がありますが、点呼以外は基本的に自由行動です。昼寝をしたりする隊員もいますよ。

 

駐屯地外での行動

駐屯地外の行動も基本的には自由ですが、外出中は身分証明を常時携帯する必要があります。場合によっては提示する必要もあるので、きちんと携帯しておきましょう。

紛失してしまった時は速やかに上官に報告し、指示を仰ぎましょう。紛失してしまうと、そうとうこっぴどく怒られることになりますので極力なくさないようにしましょう!

 

その他

自衛隊は公務員です、休みの日に地域の祭りごとや防災訓練などの手伝いに駆り出されることもあります。面倒に感じるかもしれませんが、自衛隊の活動への理解や地域の方との交流を深める良い機会ですので、前向きな気持ちで参加しましょう!いい経験になりますよ!

まとめ

今回の記事では、自衛隊の休日について解説しました。

・教育期間は外泊ができないこと

・営内待機や初動派遣要員に任命された場合、行動に制約があること

・場合によっては、地域のイベントに駆り出されること

基本的なことは入隊前にしっかりと頭にいれておきましょう。

一人前の自衛官になるためにも、休日を有意義に過ごせるようにしましょうね!